こんにちは。
三鷹の朝ヨガ教室、dinacharya yoga(ディナチャリア ヨガ)の溝口です。
日増しに寒さが加わり、秋を通り越して冬の気配さえ感じる今日この頃ですが、みなさま体調などくずされていないでしょうか。
私(溝口)は、基本的に風邪とかもひかないので、毎日元気!!
なのですが・・昨日、部屋の掃除をしていた時に、うっかりノートパソコンを足の甲の上に落としてしまって、足の甲を痛めました。泣
ノートパソコンの角っこが、左足の甲の一番高いところにピンポイントに直撃したわけです。
・・・自分で言うのも恐縮なんですが、天才的な命中でした。敏腕スナイパーくらいの。笑
いや、笑いごとじゃないんですよ。
まるで捻挫したかのように腫れてしまって、即、青あざができるっていう・・泣ける話です。
すぐに冷やして、応急処置をしたおかげで痣と腫れはだいぶ目立たなくなったのですが、いまだにじんわり痛みが残っていて、ポーズ練習中に足の甲をのばそうとすると、しっかり痛みます。泣
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身体が動くことや、お腹が減ることや、家族がいること、友達がいること、連絡をとりたいときに連絡する手段があること、、など。
今まで当たり前だったことが、ふとしたきっかけで当たり前じゃなくなった時に、すんごく焦ったり、苦しくなったり、不安になったり・・・
と、私は、あたりまえを失ってから、そのありがたみに気づくことがしょっちゅうです。
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ヨガの教えには「サントーシャ(知足)」=「足るを知る」・・つまり、「ありのままを受け入れましょう」「今あるものに感謝しましょう」という考え方があります。
私もクラスの中で、よくシェアしたりしているのですが・・
今回、足を痛めたことで、「痛みがなくヨガの練習ができるって、幸せなことだよね」とか「むしろ、普通に歩ける人ってそれだけで幸せだわ」なんてことを、改めて今更に痛感しているうちは、まだまだ練習不足のようです。(今後も、怠けずに日々練習します)
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というわけで、季節の変わり目でもありますし、周りの環境や自分自身も移り変わりやすい、今の時期にぴったりな作品(最近、溝口が観たばかりの映画)を紹介します^^
日日是好日。
日日是好日・・・読めますか?? にちにちこれこうじつて読みます。
読めなかった方、安心してください。 私も「ひ・ひび・・・?」って感じで、全く読めませんでした。笑
樹木希林さんの演技がとにかく見応えあり。
10月13日に公開された映画なんですが、樹木希林さんが出演されているということもあって注目を浴びているようなので、既に鑑賞したよ~っていう方もいるかもしれませんね^^
まだ観ていない方のために、詳しい内容の紹介は避けますが、、
とにかく、樹木希林さんが素敵。
なんというか、人として、素敵。
発する言葉のひとつひとつが、セリフなのか、希林さん自身の言葉なのか分からないくらい、とっても自然体で、だからこそ心に響きます。
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ストーリーとしては、主人公(黒木華)が、従姉妹(多部未華子)と一緒に、近所のおばさん(樹木希林)が開いている茶道教室に通って、いろいろなことを学び、経験していく・・という内容です。(説明が下手ですみません。汗)
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私自身、茶道のたしなみは無く、ほぼ知識も無いんですが、要所要所で、
「ヨガで言われていることとおんなじだなぁ」って感じる部分がたくさんあって、主人公に親近感をもちながら鑑賞することができました。
なので、ヨガを練習されている人や、ヨガをやってみたいなぁって思っている、このブログを読んでくださっている方には、是非おすすめ!!
どうせなら原作を読むべし。
ちなみに、映画「日日是好日」は、エッセイストの森下典子さんの「日日是好日―『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」という自伝エッセイが映画化されたものです。
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実は私は、映画を観賞する前に、原作を読みました。
なぜかって??
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なんとなく、です。
普段は、原作を読んでから映画を観ることは滅多にしないんですけどね。
なぜなんでしょう・・(自問自答。笑)
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原作は文庫本ですが、ページ数が少ないので、一気に読めます! 私は半日くらいで読み切りました!
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原作、おすすめです!!
綴られている言葉が、やわらかく、それでいて凛としていて。
彩り豊かに描かれている世界観に、一気に引き込まれました。
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個人的に、「お茶とヨガって似ているなぁ」って感じた部分の抜粋を紹介しますね。
ー世の中には、「すぐわかるもの」と「すぐにはわからないもの」の二種類がある。すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。けれど、すぐにわからないものは、フェリーニの『道』のように、何度か行ったり来たりするうちに、後になって少しずつじわじわとわかりだし、「別もの」に変わっていく。そして、わかるたびに、自分が見ていたのは、全体の中のほんの断片にすぎなかったことに気づく。
ー「なぜでも、いいの。とにかくこうするの」「それがお茶なの。理由なんていいのよ、今は」「お茶はね、まず『形』なのよ。先に『形』をつくっておいて、その入れ物に、後から『心』が入るものなの」
ーものを習うということは、相手の前に、何も知らない「ゼロ」の自分を開くことなのだ。それなのに、私はなんて邪魔なものを持ってここにいるのだろう。心のどこかで、「こんなこと簡単よ」「私はデキるわ」と斜に構えていた。私はなんて慢心していたんだろう。(中略)からっぽにならなければ、何も入ってこない。
ー「間違えるのは、かまわないの。だけどキチンとやりなさい。一つ一つの小さな動きに、キチンと心を入れるのよ」
ー雨の日は、雨を聴く。雪の日は、雪を見る。夏には、暑さを、冬には、身の切れるような寒さを味わう。‥‥どんな日も、その日を思う存分味わう。お茶とは、そういう「生き方」なのだ。そうやって生きれば、人間はたとえ、まわりが「苦境」と呼ぶような事態に遭遇したとしても、その状況を楽しんで生きていけるかもしれないのだ。
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いかがでしょう??
本当は、もっとたくさん紹介したかったんですけど、選りすぐって5つにしました!(決して、たくさん抜粋するのがめんどくさいからではないですよ!?)
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ちょっとでも興味がわいた方は、是非、実際に読んでみてください^^
文庫本なので550円で買えちゃいます!(みなさんが購入したところで、私には一銭もはいりませんが。笑)
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まぁ、とにかく、秋の夜長に観る映画・読む本として「日日是好日」の、おすすめでした!
映画を観たり、原作を読んだ方が、「dinacharya yogaのクラスの中で溝口先生が伝えていることと通ずる部分があるなぁ」なんて、ちょっとでも感じていただけると、すごーーーーーく嬉しいです。
マットの上で練習するポーズの取り方や呼吸の数・長さは、この作品の中で言われている「形」のようなものなので、朝ヨガでも、「やってみたけどうまくいかない」は良いんですが、「やればできるはずなのに無意識になっている」「手順がバラバラになっている」という場合は、何度も指導が入ります。
中には、口うるさく感じている方もいるかもしれませんが・・まぁ、「そういうものなんだ」と受け入れていただけたらと思います。
はい。
長くなったので、今回はこのへんで。
・・
映画のキャッチコピーと同様、季節のように生き、長い目で見ながらも「今」を大切に、日々を過ごすことができますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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